2015年7月12日日曜日

旅286+26日目 忍者の里伊賀上野 7月8日

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今日も雨予報なのですが今後の予定も考え、そろそろ出発したいので荷物を片付けて出発準備。

なんやかんやで気づけば4泊お世話になってしまった。
石垣屋はいろんなところで前評判は聞いてましたがほんとに良い場所でした。
なによりも近所ぶらぶらしてても地元の人から愛されてるっていうのが分かるのがいいですね(*´∀`)

また来ることを約束して「行って来ます!」
次来る時は自転車じゃなくて車でお米かついでかな~


朝ごはんをまだ食べてなかったので関宿のすぐ目の前で朝からやってる焼肉屋さんへ

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びっくりや。朝焼き肉して出発も面白いんじゃないか?と勧められて食べにきました。
店が汚くてびっくりするよと聞いてた通り結構汚なめ
席に着くとテーブルの油の乗りがすごくてちょっと引きます(;´∀`)
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客が僕だけなのに終始バタバタ走り回ってた店のご主人が持ってきてくれた焼き肉定食。1080円。
にんにく強めの味噌だれが効いてる焼き肉は朝からパワーつけるにはうってつけですね。
昨日のみさき屋とくらべてしまうと若干の物足りなさはありますが、美味しかったです。


連チャン焼き肉で力をつけたら伊賀へ向けて国道25号線を走っていきます。
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国道25号はバイパスの自動車道もあるのですが、自転車は通れないのでこんな細い山道を抜けます。
天気予報は雨になっているので雨が降る前に走りきってしまいたいところです。
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なんだかこの先嫌な雰囲気が(^_^;)
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地元の加太小学校の警告((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
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嫌な予感的中。舗装が剥がれてぬかるみになっている道がしばらく続きます
タイヤに泥が張り付いてなかなか回りません。
舗装の工事をしている区間も一部あったのでそのうちアスファルトになるんでしょうけど
しばらく国道25号線はダートのような酷い道のままみたいですね。
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採石場。ここから頻繁にダンプが出入りしていたので
おそらくアスファルト舗装しても耐え切れずにすぐにダメになってしまうんでしょうね。
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亀山市を抜けて伊賀市に入ると一気に道が走りやすくなりましたε-(´∀`*)ホッ
道も平坦になり、いい感じで追い風が吹いて軽快に進めます。
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伊賀市は松尾芭蕉の生誕の地。松尾芭蕉忍者説もあるそうですね。
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伊賀市の観光協会の車、屋根の上に忍者が乗っています(゚д゚)!

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観光協会で地元のものが食べられるかもしれないお店を教えてもらって伊賀上野の街なかをぶらぶら
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地元の野菜などを使った惣菜などを出してくれるお店、ハハトコ食堂。定休日。・゚・(ノ∀`)・゚・。
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仕方ないので他のお店を探しながらぶらぶら。かたやきってなんだ!?
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お店の中で焼いていたかたやきは小麦や山芋が入った生地を炭酸で膨らしてつくるお菓子です。
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卵は入ってないそうなのでGET
かたやきはその名の通りとても固いお菓子です。歯で割るのにも結構な力が要ります。
ほんのり素朴な甘さでいいですねこれ。
聞くと忍者の非常食として食べられていたもので、本来は噛んで食べるものではなく刀の鍔にぶつけて割ったものを口の中に含んでふやかしてから食べるそうです。
日持ちがして、軽く、口の中に含んで音を立てずに食べれるということで隠密活動中にはうってつけの食べ物だったようです。

かたやき屋さんに教えてもらったお店でお昼ごはん
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ニカク食堂
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伊賀牛の牛肉丼。まろやかな牛丼で美味しいですね。

ご飯を食べ終えたら伊賀忍者の秘密に迫ってみようかと思います。
強い雨が降ってきたのでここからは自転車を置いて歩き観光です。
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伊賀の忍者ショー。伊賀忍者博物館の中で300円払えば見ることができます。
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いきなり巻藁を日本刀で切り捨て始まりました。
こんな感じでアクションメインのショーになるのかな・・・・と思ってると
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メインは武器や道具の実演解説。
日本語では結構細かい説明、その後に英語はおそらく基本的な説明?をしてくれます。
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解説に使う武器はほとんど本物だそうで、手裏剣は1枚2kg。それを実際に投げてくれます。
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想像よりも大きなドコッという音と共に手では抜けないほど深く突き刺さります((((;゚Д゚))))
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手裏剣だけではなく鎌も
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鎖鎌の戦い方解説に実演。戦闘の実演は思わず息を飲んでしまいました。レベル高い
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大黒火矢。火薬が仕込んであり爆音と共に飛んでいきます。
飛距離が伸びるうえにこれ1本で天守閣を焼き落とすこともできるそうで恐ろしいですね。
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最後は伊賀名産の組紐での護身術実演
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鮮やかな紐使いで敵を仕留めて忍者ショー終了。
思ってたよりも解説メインで真面目な忍者ショーで面白かったです。見て良かった。

いろいろ武器の解説見ましたが、忍者は戦闘集団ではなく
最先端の科学研究(火薬など)や情報収集を担う集団だったので、身を守るために備えこそしていますが戦闘はほんとうの奥の手で極力避けるべき自体だったみたいですね。

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伊賀の忍者屋敷。実際にあった古民家を移築してきたそうで
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どんでん返し
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地下への秘密通路
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障子のさんを外して床をめくって砂を掘り起こして初めて出てくる隠し壺
火薬の調合方法や暗号解読表、非常資金などが入れられていたそうです。

案内してくれるお姉さんの身のこなしのキレがすごくて地味なからくりもいちいち面白い(笑)
伊賀の忍者屋敷、思ってたよりもだいぶ面白いですね。
地下に作られた忍者博物館もなかなかおもしろくゆっくり見てしまいました。

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俳聖堂。昭和初期に松尾芭蕉生誕300年を記念して建てられたお堂
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伊賀上野城。別名伊賀文化産業城
戦災で焼けたあとに復興された木造の城ですが、歴史考証などを経ずに建てられたので
江戸時代に建てられた天守閣とは大きく違った形になっているそうです。

地元の方に教えてもらったのですが
伊賀上野城の城主、藤堂高虎は後に江戸の町づくりに尽力したそうで
東京の上野は元々伊賀上野の上野から来ているそうです。
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この石垣は築城の名手、藤堂高虎が作った日本でも一二を争う高石垣なんだそうです。

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伊賀の電車は忍者ペイント仕様で急に来るとちょっとびっくりします。
ぜんぜん忍んでないやん(笑)
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晩御飯は伊賀の郷土料理の田樂が食べれるお店で晩御飯。
位置的に愛知の近くなので去年食べた田樂と似たようなものかなーと思いつつ注文
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ぱっと見は似てますが田樂にからしが乗ってません。
伊賀の田樂は季節によって春は木の芽、冬はゆずといった風に香りを楽しむような食べ方をすることもあるそうでそうした場合にからしを乗せると香りが潰れてしまうため、からしを乗せるところはあまりないそうです。
ほほう(゚д゚)!

そして田楽の由来も教えてくれました。
田楽は田んぼのおまつりで竹馬に乗って舞う人がまるで串に刺した豆腐のようにみえるので
おまつりの時に食べるものとして豆腐田楽になったようです。

ちなみに田楽はこの後、味噌煮込み田楽となり
味噌煮込み田楽が江戸に伝わると味噌ではなく醤油で煮込む田楽、つまりおでん
関西でおでんを関東煮と呼ぶのはそういった歴史があるからみたいですね。

200年近くの歴史あるお店の豆腐田楽、美味しかったです。ごちそうさまでした。


そろそろ日暮れ、今日の寝床へ向けて移動します。

昨日石垣屋でゲストハウスの視察に来られた伊賀の観光協会の方とお会いしていたのですが
今日伊賀の観光案内所でその方と再会し、伊賀のことをいろいろ教えてもらいました。
その時に伊賀にある温泉も紹介していただき、その温泉の敷地内の雨が当たらない場所で野宿する許可もとってくれていたのでした。
雨の中でもゆっくり伊賀観光できたのもそのおかげです。ありがとうございますm(_ _)m


雨も止んだのでゆっくりと温泉へ向かいます。
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田んぼの上で太陽光発電。これは日照とか大丈夫なんかな?

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目的の温泉やぶっちゃの湯に到着。
少しヌルっとするようなお湯の温泉なので体のぽかぽか具合がすごい
露天風呂もあるのでゆっくりと疲れを癒せました。

この温泉施設はオートキャンプ場やゴルフ場なども併設された大きな施設なのですが
朝早く移動することを条件に敷地内の橋の下で野宿することを許可してくれました。
アスファルト舗装されててトイレも近くて結構快適に過ごせる場所で一安心。です。

走行距離:49.8km

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