2015年7月5日日曜日

旅286+20日目 伊勢再発見 7月2日

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昨日の朔日餅の水羊羹が朝ごはん(笑)もったいないですからね
ゆっくりしながら出発準備。
たまってるブログをギリギリまで更新・・・・
してるうちに昨日一緒にリフォームをお手伝いしてた元新聞記者さんが
またお手伝いのためにやって来られました。

各地いろいろ旅もされてたり、まちおこしに関わってたりなかなか面白い元記者さんで
いろいろ話しているうちにこのまま伊勢を離れるのはもったいないなと思い始めました。
なにせ伊勢神宮とおかげ横丁しか行ってない・・・!
僕の旅スタイルとしては物足りない!

ということで伊勢市内の伊勢神宮以外の良さそうなところをいくつか教えてもらって
荷物を降ろした軽い自転車でちょっくら行って来ます。

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伊勢の河崎地区。伊勢の海運の要所でかつては人や物の往来がすごかった場所だそうです。

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古い町並みが残るいい場所ですね。
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伊勢商人館。入館料300円
江戸時代に創業された小川酒店の建物を利用しています。
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伊勢参りの人達をもてなすには三重のお酒だけでは足りず兵庫県から灘のお酒なども結構入れていたそうです。
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灘のお酒の看板いろいろ。
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昭和40年ごろまで作られていたらしいSサイダーの看板と復刻版
粉砂糖で作った昔ながらのサイダーだそうです。
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商人らしい建物です。
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少し話が変わりますが、伊勢には宇治山田という駅があります。
伊勢はその昔山田と呼ばれていたこともあるそうで伊勢参りではなく山田参りだったそう。
そしてこの山田、日本酒に一番良く合うと言われる好適米の山田錦の故郷です。
山田錦は現在僕が住む兵庫県の播磨で多く生産されており、灘の酒の貴重な原料になっています。

三重で生まれたお米が兵庫県に根付き、お酒となって故郷に帰ってくる
そう考えると感慨深いものがありますね。


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お昼を食べに近所の大衆食堂へ
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焼き豚伊勢うどん。
醤油が効いてて柔らかいチャーシューが伊勢うどんのタレと絡んで美味い(*´∀`)
お店の人に聞いたところによると元々伊勢うどんはネギだけ乗るのが本物だそう。
伊勢参りにやってきた人がすぐ食べれるように、柔らかく消化がいい麺と疲れた体に染み込む辛めのタレが伊勢うどんなんだそうです。
予め茹でておいても元々柔らかいのであまり伸びないのも大量に提供するには良かったそう。
改めて理由を聞くとあの柔らかさもちょっと良いなと思えてきたりするもんです。
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店のご主人が持たせてくれた伊勢神宮のお守り。
伊勢うどんを食べてると、店内からは自転車が見えないはずなのに「自転車で来たのか?」
と聞いてきてくれて旅人だと答えるととても喜んで話をしてくれました。
伊勢って旅人を見る目が肥えてる人多いんかな?

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旭湯。普通の銭湯なのですが他と違うところがひとつ
海水を汲んできて沸かしている海水浴ができる銭湯です。

元々伊勢参りで疲れた体を癒やしたのが二見の海水浴
暑い時はそのままですが、海水を沸かして温水浴もしていたそうです。
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銭湯の中にあるミニ博物館。
今はタオル持ってないのでまたあとで入りに来るのもいいかもしれないな。


河崎を離れて次は伊勢神宮の外宮と内宮を結ぶ旧の参道へ向かいます。
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少し丘を越えるように通っているのが旧の街道です。
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200年ほど前に創業した旅館麻吉
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外宮から内宮へと至る道は人が集まるもので、そうなると必然的にいろんなお店、商売も集まります
ここ古市と呼ばれる辺りは江戸の吉原、京都の島原と並ぶ3大遊郭のひとつだったそうです。
ここもその遊郭の名残が少し感じられる
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まるで異世界に入り込んでしまったようです。
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斜面に建っているため表から見ると2階建てですが裏から見ると5階ぐらいになっています。
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伊勢古市参宮街道資料館。
古市の資料が展示してあります。自治体の資料館ですが古市の資料なので内容は結構アダルト(笑)
京都の島原と江戸の吉原は幕府の許しを得て開かれた遊郭でしたが
古市は近くが伊勢で神聖な場所ということもあり幕府は許可をしませんでした。
しかし参拝客が集まる場所ではニーズもあり商売になるということで娼婦の数は増えていくばかり
ついに幕府は店の表には前掛けをした仲居さんを置いて茶屋の体を保つことなど、様々な条件をつけて黙認することになり古市ができることになりました。

遊郭の建物のからくりの設計図とか展示してあるのは面白かったな。
せり上げ欄干とかなんやねん(笑)


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古市を離れてゲストハウスに戻る途中、伊勢和紙館に寄り道
伊勢神宮で使う御札やお守りなどほぼすべての和紙はここで作られているそうです。

ゲストハウスに戻るとまだリフォームに悪戦苦闘中
扉つけたり壁壊したりまたちょっくらお手伝い
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その代わり晩御飯ご馳走になります
しいらの煮付け、かつおの生節のほうれん草和え、とか地物いろいろ

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夜はお昼に見つけた銭湯、旭湯へ
普通の綺麗な銭湯の外に、小さな2人ぐらい入れそうな露天の海水浴風呂。
海水が染みる・・・・!!
毎日銭湯のご主人が二見まで海水を汲みに行っているそうです。
いいお湯でした。


走行距離:17.3km

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